どうやら主人公は野犬に気に入られたようだ。うーん王道!
王子はついに主人公がダウンしてしまったので慌てます。野犬も心配そうに2人を見ていましたが、何かに気付いたようにワンワン吠え始めました。2人をどこかへ導いているようです。心細さと不安で半べそ状態になりながらも主人公をかかえて王子は犬の後をついていきます。王子ももう歩けないくらいになったころ、小さな泉に出ました。犬もそこで待っています。王子はガブガブと泉の水を飲んで喉の渇きを癒し、手で水をすくって主人公にも飲ませてやりました。相変わらず熱が引かないようです。
野犬はまだワンワン吠えています。よくみると足下に変わった形の実が付いた植物が生えています。意識を取り戻した主人公が鼻をひくひくさせながら這って向かっていきます。「イイニオイ...」そして躊躇いもなく、変な形の実をパクリ。幸せそうな顔で食べています。王子もどれどれ...と手を出そうとした時、「う!!」とうめき声を上げてまた主人公が倒れてしまいました。体をゆすっても反応がありません。
しかも、野犬の声を聞きつけたのか大人の野犬が出てきました。王子絶体絶命。たまらず王子は大きな声を上げて泣きはじめてしまいました。「うわーんうわーん、ごめんなさい。お父様助けてー(家臣の名前)たすけてー」
王子がお城を抜け出していたのはすでにお城の人たちに知られていました。森の中を捜索していた騎士団長が王子の泣き声を聞きつけやってきてくれました。野犬は自分の子供が見つかったので適度な距離を保ちつつ主人公と王子を見ているだけでしたが、王子はわんわん泣いています。団長が「王子、よくぞご無事で」と馬を下り王子捕獲。次に倒れている主人公を担ぎ上げます。王子がぐしゃぐしゃになりながらも、これまでのいきさつを話しました。団長は念のため変な実を採取し、王子と主人公を馬に乗せて城へと戻るのでした。
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